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改定新幹線殺傷小島一朗君1 [新幹線殺傷事件]

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22才の小島一朗君が新幹線で人を殺して無期懲役の判決が出た。万歳三唱したそうだ。






彼については、文春オンラインが結構真面目にリポートしてくれている。






結論を先に言うと、この事件は見事なまでに酒鬼薔薇聖斗の事件と構造が全く同じ

その生育環境で壊れた酒鬼薔薇聖斗にしても、
ADHDの小島一朗君にしても、殺したかった本当の相手は何だったのか誰だったのか。






まさしくそれが分からない「マインドブラインドネス」。 自分のマインドが、自分が怒っているその真の原因が、自分の内面が分からない。






そのもどかしさと葛藤の中、遂に殺人にしか答えを見出せなかった世界の狭さ。






東洋経済では10人に1人自閉症が居ると主張。ヤフーニュースでは、「発達障害」と
「発達障害グレーゾーン」のネタばかり。出てくる「発達障害」は
幻聴幻覚がありながら発達障害当事者と主張し、
当事者活動でみんなで集まりみんな共感しあう。ADHDもまた発達障害だ。






これ程「共感」しあえるなら、何故今まで酒鬼薔薇聖斗に共感して
その原因を特定しないのか。何故小島一朗君に共感した意見が出ないのか。






なぜ小島一朗君が事件を起こす前に、救い出す事が出来なかったのか。






誰一人。それが専門家を自称していても答えることは無い






実は、本当の所は全く分かっていないのに、知ったかぶりをしているだけだからだ。



【自閉症テレビ21】尊大最悪ASD


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改訂新幹線殺傷事件2 [新幹線殺傷事件]

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「一生刑務所に入っていたい」新幹線の車中で事件を起こした小島一朗君はそう語った。






彼の日常が彼にとって、彼が思い描く「刑務所」よりも酷いものであったからこそ、こう言う発言に なったのだろう。彼の刑務所内での生活を知ると、前記は違う様だ。






彼にとって、「愛情を持って静かに様子を見る」も「陰湿な監視体制」と感じ取って いたのだろう。

自由に食事をして良い環境も、彼にとっては 「食事の時間も与えられない無視された存在」だったのだろう。






水筒のエピソードは、単なる一つの例であって、そこに至るまでのどれ程多くの姉との差別、 扱いの差があったろう。






これは酒鬼薔薇聖斗や、他の自閉症児も同様だが、不平等に非常に敏感だ。自分が優遇される
側でも許せないのが特徴だ。どの研究者も言わないが、本物の自閉症児自閉症者を見ていれば簡単に分かる






実は、彼が望む生活は、例えばカトリックの修道士の生活にある様に、多くの宗教で同じ様な禁欲的な 生活を送る場がある。
彼は刑務所に入りたかったと言いながら、前記の様な生活を求めてはいない様だ。






小島一朗君も宗教に興味がある様子が記事の中に出てきたが、共産党とは相容れない関係だから、 否定され続けていたのだろうか。






もし、彼が修道士になっていたとすれば、無言の行など何の苦も無く行えただろう。






実は、禅にしてもキリスト教にしても自閉症とは非常に親和性が高く、ユダヤ教やイスラム教の
経を唱えながらロッキングする様は、自閉症者のくせそのモノだ。いつしかそれが正統となる。

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この本の75ページには、チャリスとデューイの論文、中世ロシアの「聖なる愚者」が
如何に自閉症の特徴を持つか書かれている。






さらに、聖なる愚者を尊いと考えた皇帝が丁重に扱った様子を見て、ニセの自閉症「怪僧ラスプーチン」が
まんまと皇帝のお気に入りになった。ニセの自閉症「ニキリンコ・泉流星」がまんまと内閣府障害者
施策審議委員になったのと全く同じ構図で面白い。






小島一朗君がドコかで逃げ出すことができていれば事件は起きなかっただろうし、永平寺にでも放り 込まれていたら、今では真面目な禅僧になっていただろう。






しかし、酒鬼薔薇聖斗は事件を起こしてしまったし、小島一朗君は望み通り刑務所で暮らすことになった。






ただ、無期懲役なのに保釈が決まったら。その時小島一朗君はどうするのだろうか。



【自閉症テレビ26】感覚過敏?アスペルガー


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改訂新幹線殺傷事件3 [新幹線殺傷事件]

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ネットでは、小島一朗君の見た目でひきこもりの事件と決めつけているが、文春オンラインの記事
読むと、実情は違う。






小島一朗君が中学校でイジメられ、学校へ行き渋ったのか休んだのは事実だろう。中学2年の時に、
父親といさかい、もみ合ったのも事実だろう。






しかし、親はその一件だけで直ぐに警察の介入を求め、手際よく受け入れ先を見つけ中学2年で 自立支援施設へ入れてしまった。

実情はこの様だ。
典型的なADHD多動児。就学前検診の頃には保健所より特別支援校を薦められるが母親が拒否。
その後は、特別支援教室もありながら、一般児童と同じ生活をしていた模様。しかし、親が独自の
家庭教育を施しようにもADHDの衝動性、多動は簡単には収まらない。
子供を家族から隔離する為か、或いは母親の理念が先か、母親が設立したホームレスの支援施設で
息子を育てる事にした。と言うのが実情の様だ。






熊沢君の家族が、家庭内暴力に悩みながら20年以上苦しんだのに比べ如何にその行動が素早かったか 良く分かるだろう。






小島一朗君が通った中学の出席簿を見ればすぐ分かるだろうが、彼が不登校によるひきこもりの期間は そんなに長くないはずだ。






そして、彼はついに家から追い出された。家族とは隔離した生活に入った。






小島一朗君は、家族から全く求められる事が無く、体よく捨てられたと感じたのでは無いか。






ここで非常に面白いのが、事件が起きるとどんなサイトを覗いていたか詳細な情報が通常発表されるが、
今回は全く出てこない。






SNSで何を書いていたとか情報が出るのが普通だが、出てこない。






それは、恐らく小島一朗君がSNSもホームページも何も作らず、何も発信していない事を示す。

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自閉症は、クラスメイトや教師や見ず知らずの人に対する妙なアプローチをする。この事を この本の論文上は対人障害と命名している。






その説明はこうだ。同じ自閉症でありながら、 1.積極奇異型 やたら積極的に話しかけたり誰彼構わず話しかけられる。 2.受動型   自分からは絶対行かないが寄ってくれば拒否はしない。 3.孤立型   全くコミュニケーションを取ろうとしない。






ネットはその人を写し出すから、何か目的のある人か、余程人好きで無ければ、SNSで積極的に
書き込んだり、ホームページを作ったりしない。






コミュニケーションのレベルから言えば、かなりハードルが高い作業なのだ。






実際、私自身は積極奇異型で、ホームページを書いているが、やはり一方的に書き込むだけで、
コミュニケーションという意味から言うとその質に違いがある。





まして、本当に自閉症、アスペルガー症候群、或いは発達障害だと主張しても受動型なら、ハードルが
高すぎてホームページを書くなどあり得ない。






あり得ない事ながら、ネットを見れば自称発達障害で受動型の人間が、コミュニケーションよろしく
書き込んで、仲間とコメント交換に励んでいる。






さらに、孤立型となれば、それこそ「この犬はネコです」という以上に荒唐無稽な話なのだ。






受動型の小島一朗君は、言われた事を守ろうとすればする程、叱られ、芯から壊れてしまったのだろう。





一度壊れたモノは、5年ぐらい施設で暮らしたところで治らない。






何とか社会に出てみたモノの、さらに壊れてしまった。
ADHD つまりハイパーの実行力の強さが逆に出てしまった。



【自閉症テレビ14】感覚過敏?ADHD合併?

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改訂新幹線殺傷小島君5 [新幹線殺傷事件]

葛飾北斎_冨嶽三十六景 凱風快晴(1830-1832頃)_5000x3437.jpg

文春オンラインの取材記事、さらに父親の言い分、その態度を知ると、小島一朗君が自分の思い描いた事を
実行した原因の一端を垣間見る事が出来た。






それは、私自身の子供時代の事を当てはめて考えても、実際に驚くほど残酷な行為に走った酒鬼薔薇聖斗の
事を思い出すのにも十分だった。






世の中偉い人がいる。インベカオリ★さんだ。彼女は小島一朗君に接見を繰り返し
手記を得るまでに至った。

そして、余計な「思い」にこだわる事無く事実を淡々と記事にしてくれた。






それに依ると、私が想像した程度の生易しい成育歴などでは無く、想像を絶する過酷な生活を送って 来た事が書き表されていた。

小島一朗君の一部の生育歴は自閉症の私が想像するモノとは全く違う。ADHDの衝動性と多動を
併せ持つ子供が強いられた生活だ。それは自らが言い出した結果かもしれない。






インベさんの
その手記は、事実文の記述。私たち自閉症が、事実でしか物事を理解出来ない事を如実に表した貴重な
手記だ。






3才の記憶の目覚め、その時の強烈な記憶が彼のその後の人生を示す言葉だった事。そしてその後の 過酷な生活。「赤子の手をひねる」と言う例え通り、毎日繰り返される赤子の手を捻る行為。






文章から垣間見られる小島一朗君の知能の高さからも、よく今まで我慢に我慢を続けてきたと感心する。






人(旧姓鈴木一朗君の家族)はこれ程残酷でいられるのか。

鈴木一朗君の話はインベさんの記事に集約されている。一方問診だけでいとも簡単に
アスペルガー症候群と診断した医者の話や、その後入院までしたADHDの専門病院の医師。
友人の話、担任の偽らざる話。周辺から幾らでも取材出来そうなモノだ。
何故誰も取材しないのだろう。私は犠牲者の為にも真実を暴き出して貰いたい。






正常な人は自我が確立しているから、自分の為なら幾らでも残酷になれる、本当に残酷なモノなんだ。



【自閉症テレビ24】社会性豊かなASD


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改訂新幹線殺傷小島君6 [新幹線殺傷事件]

葛飾北斎_冨嶽三十六景 凱風快晴(1830-1832頃)_5000x3437.jpg
2022年7月3日更新

小島一朗君(旧姓 鈴木一朗君)続報がデイリー新潮からインベカオリ★さんの手で出された。






編集方針に沿ったのか、前回淡々とした事実文に徹したリポートから一転インベカオリ★さんの感想と
いうか、解釈を含めた記事になり、少しばかり内容が雑然としてしまった。






自閉症が頭の中で考えている事とその表現は、正常な人とは異なり、だからこそ知能が高くても
「自閉症という障害者」なのだ。






その謎には、多数の精神科医がトライし無駄に終わっていたのだが、人工知能の考え方、つまり、
コンピューター上に人間の知能を作り出せるかという考え方を追求するうちに、人間の前段階。






つまり、「自我(マインド)」を獲得する以前までは可能である事が論理的に構築され、その
「自我を持たない人間の前段階の人間」と

知能の高い自閉症者との共通性に気付いた研究者たちが、相互の理論の不備を検証し合い、
齟齬が無い事が確認され、初めて自閉症が定義され、WHOでも認められたのが「自閉症スペクトル」なんだ。






だから、自閉症の事を、自閉症者が言う事を、正常な人と同じような感覚で捉えようとすると、理解
できないんだね。

注:鈴木一朗君は自閉症では無い。ADHD情緒・行動障害と言う発達障害の一種だ。
刑務所に収監されてからも、精密な診断テストが何度か行われ全てADHDの診断が導き出された。






その文章、ことばを、一見正常な人と同じ使い方をするから、誰でも理解出来そうに錯覚するが、
それには自閉症に対する造詣が深くなければ、理解するまで行かない。






しかし、インベカオリ★さんは、小島一朗君(旧姓 鈴木一朗君)の信頼を得手記を得る事が出来る
立場になった。






その特典を大いに活用し、まず事実をフィルターを掛けずに報道する事に徹して貰いたい。






そして貴重な続報が続くことを望んでいる。






小島一朗君(旧姓 鈴木一朗君)と彼の犠牲になった人の為に。


この文章は鈴木一朗君がアスペルガー症候群であると言う前提で書かれたモノですが、
追記にある様に鈴木一朗君はADHDでした。
一部内容は、自閉症の解説内容としては誤りでは無いのでそのまま残しました。




【自閉症テレビ14】感覚過敏?ADHD?


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