ふたごが語る精神病のルーツ [自閉症重要図書]
「ふたごが語る精神病のルーツ」 紀伊國屋書店
E・フラー・トリー他
この本は古書店を回っていた時に、偶然マニアックな専門書群の中から見つけました。
お医者さんか学者さんの蔵書だったモノでしょうか。
利益を前提に作られたモノでは無く、非常に重要な論文集として出版された様です。
統合失調症に詳しい精神科医なら必ず読む本だそうです。
この論文集の中に、「統合失調症」と「自閉症」を間違う
現場の混乱が取り上げられていました。
ハッペの書籍でも繰り返し警告しています。
2024年2月9日追記:15年ほど前、ASDが知られ始めた頃、盛んに統合失調症の症状をASDに当てはめ
統合失調症の人をASDと思い込ませ利用する事例が目に付いた。
理論上あり得ない事は、素人の私にも分かっていたが、その事を明確に示す論文が見つけられない。
そんな中で見つけた【ふたごが語る】と言う書籍。
明確な証拠を持ち出しても、統合失調症の人をASDと思い込ませ、巻き込む流れは今でも続く。
他人を利用する事だけを考える人たちには、統合失調症の患者がどうなろうと知った事ではないらしい。
つづく
【自閉症テレビ15】統合失調症と自閉症の謎1
学研 自閉症児の為の構造化 [自閉症重要図書]
2022年8月30日更新
「ティーチビジュアル 図鑑 自閉症児のための絵で見る構造化」
佐々木正美 学研 ヒューマンケアブックス
この書籍は何故か今は手に入りません。
改訂版としてか、内容を変更してか分かりませんが
現在は
「自閉症児のための絵で見る構造化〈パート2〉」
―TEACCHビジュアル図鑑
佐々木正美 学研 ヒューマンケアブックス
しか手に入りません。
当初発売された
「ティーチビジュアル 図鑑 自閉症児のための絵で見る構造化」
にはある子供が取材され、掲載されているのです。
それがカナー君。
44~46ページに掲載されたカナー君
彼は壊れ、自殺未遂まで追い詰められ、今は支援校にすら行けなくなっています。
追記:Twitter上での話。彼を思春期の反抗期の話に矮小化している人達が居た。
勿論思春期に一気に壊れたのだからそうとも言えるが、今迄無かった壊れ方を見ると
熱心な療育の行く末と私は考える。
さらに、彼と同世代の自閉症者を見ると皆昼夜逆転してしまい、親が困っている例が多い。
以前は報道されなかったのか、少なかったのか。今は増加したのか、包み隠さず報道するからか?
私は早期療育。絵カードで子供を自由に操作した挙げ句のデメリットが出たと考える。
リペンタントママの所のカナー君。
お母さんも施設も熱心に療育を施した。
効果抜群で、カナー君はお母さんの指示通り動く様になり、
その様子は書籍で紹介までされた。
出版社は装丁を変えてパート2にすればすべて終わり。療育業者は生徒をやめさせれば終わり。
結局ツケを払うのは親と何より本人なのです。
つづく
【自閉症テレビ7】ミニカーを並べる自閉症児2
学研 特別支援教育Webマガジン [自閉症重要図書]
左は泉流星 右のニキリンコとほくろの位置が同じ
「自立をめざして!
Gakken特別支援教育Webマガジン」
学習研究社
初め2006年 12月号だけがアクセス不能に
なりましたが、
今ではこのWebマガジンの存在自体が消えて
無くなりました。
Webマガジンは廃刊が無い事が利点なのにも関わらずです。
「自立をめざして!Gakken特別支援教育Webマガジン12月号」には
「ニキリンコは存在しない」とChipが言っている
と言う話が、明記されています。
その記述は
浜松市 こどものこころの診療所
福井大学 児童青年期こころの専門医育成部門 指導客員教授
杉山登志朗 児童精神科医師です。
杉山登志朗先生は、WHOの診断基準や、ハッペ、ローナ・ウイングの
主張とは異なる、「自閉症と正常な人がなだらかに繋がっている」と
世界的にも珍しくユニークな主張をされている人です。
ちなみにこの中の攻撃をするニセアスペ
文章を読んだだけで分かるニセアスペとは
私の事です。
(クリックして見てね)
間違いはすぐ変更します。詳細はコメント欄にて詳しくお書き下さい。
つづく
【自閉症テレビ21】凶悪犯罪ASD
自閉症を振り返る [自閉症者による事件]
2022年9月5日更新
今は2019年、10年前つまり2009年の時点ですでに自閉症を取り巻く環境が悪かった事を示す
貴重な自閉症児の母親のメールが見つかった。
10年前に早期療育の弊害に気づき注意喚起しようとした母親達が居たことに驚くが、
その声が広く伝わったかと言うと疑問だ。
伝わったと言うより、掻き消され無かった事にされている様に思える。
そこでもう一度自閉症、自閉症児について振り返る。
1968年 昭和43年 NHKで「太鼓と少年」(ドキュメンタリー番組)が放送された。
日本で初めて「自閉症」という障害が紹介された番組だと思う。
私が小学6年生の時だ。
1997年 平成9年 酒鬼薔薇聖斗が児童殺害事件を起こした。
山下彩花ちゃんも犠牲になったが、これはアスペルガーの加害者と、
深い愛情に包まれている自閉症の土師淳君が、
この時期に友達になったと言う奇跡的組合せと、
偶然が発生要因だと私は考えている。
当時私は40才で酷い鬱、事件の詳細が分からない時点でも
「あの子はオレだ」と言い切っていたし今でもそうだ。
その通り後日アスペルガー症候群だとマスコミ発表された。
話す自閉症、アスペルガー症候群に耳目が集まるきっかけになった事件。
2024年2月13日追記:
事件当初アスペルガーの犯罪と出た。私は酒鬼薔薇聖斗の母親の様子が、我が母親と重なり
瞬間的に、アスペルガーの犯罪と理解した。ところが、その後勉強を重ねると、彼は典型的サイコパス
ASDの対極にあると知った。
1998年ごろから突然ニキリンコが活発に活動。
1999年 辻井正次氏書籍にてニキリンコ、村上由美(共に未診断)を
日本を代表する自閉症当事者として紹介。
1999年 平成11年 京都で児童殺害事件、犯人は「てるくはのる」と名乗ったが、
模倣?何も共感しない。
2000年 より NHK教育テレビで、ADHD、アスペルガー症候群、ニキリンコ、村上由美等
創価学会系の団体グループを連続して放送。
以来根拠に乏しい番組が大量放送この流れが現在に繋がる。
ネット上で盛んに早期療育が宣伝され、多くの療育施設が出来る。
2000年 5月1日 愛知豊川で
「人を殺す体験がしてみたかった」と高校生が殺人。
後日自閉症とは関係無いとの報道があったが、
まさしく私に繋がる自閉症のメンタリティと言って良い事件。
2000年 平成12年 佐賀西鉄バスジャック事件 模倣と感じる。
2001年 4月 事件直前までお題目を唱えていたレッサーパンダ男事件。
後に「自閉症裁判」と言う書籍とテレビ放映で、あたかも自閉症の事件の様に
印象操作された事件。
2001年 6月 やはり創価学会員で伊丹市バス運転手や伊丹市小学校職員を勤めた
宅間守が、池田小学校で殺傷事件。 自閉症とは無関係。
2004年 6月1日 佐世保小学生が小学生を殺した事件。 私と繋がるモノは全く無い。
2024年2月13日追記:サイコパスと思われる
2005年 京都宇治市 塾講師小6殺害事件
「犯人はアスペルガーに罹患」という弁護方針で減刑。
2005年 湯河原?の女子高生が母親を実験台にタリウムを飲ませ殺人未遂。
この事件も非常に「共感」私との共通性を感じる事件。
2009年 勇気ある母親から真摯なメールを貰う。早期療育に対する疑問提示。
2024年2月13日追記:療育による過剰な自閉症児の操作
2009年 自閉症当事者山岸徹 自閉症の専門家に名誉毀損で訴えられる
2024年2月13日追記:2009年厚労省 発達障害支援法担当課長村木厚子さん免罪で訴えられる。
2009年 早期療育優等生、書籍にまで取り上げられたカナー君壊れる。
2009年 山岸徹(この私Chip) スラップ訴訟で家宅捜索。名誉棄損で刑事訴追。
突然、 東京地検特捜部 課長山下真司 扱い事件となる。
2011年 辻井正次より「ニキリンコは診断を受けていない」と書面で回答得る
2014年 愛知名古屋で「人を殺してみたかった」と女子大生が女性を殺人。
事件当時女子大生は19才、早期療育運動が始まったのが5才の時。
創価学会が作り上げた、早期療育、特別支援教育、の流れからいえば、
その落とし子とも言える年代。
その後少年の特殊事件は無くなったのか?報道管制が曳かれただけだと私は考える。
2017年 3月 福井池田中学2年生教師に自殺するまで叱責された事件。
この事件は、自閉症スペクトル、アスペルガー症候群の私たちにとって、
非常に身につまされる事件。
なんとか生き残った私たち自閉症の仲間も同じような体験はしている。
幸運にも生き残ったが、土師淳君を初め、自閉症者は事件の被害者にも
なりやすい。
山形で体育館で簀巻きにされた少年。栃木県警の刑事の息子に生き埋めに
された須藤正和くん。柔道の部活中に植物人間になるまで床に打ち付けられた
柔道少女。
医学的な裏付けは無いが、自閉症の仲間と思われる子供たちが、
逃げるという事を知らないばかりに、死ぬまで追いつめられる。
私も、スラップ訴訟で社会的な死を与えられた。
2021年3月 旭川市中2少女凍死死体で発見 キチンと診断を受けた女の子
母親の注意喚起にもかかわらず意図的な放置?をした校長。
2022年8月末に出された第三者委員会の報告ではなんと
「死んだ本人に話を聞けてないから推測の域を出ない」とイジメの報告ナシ。
詳細は後日
2019年の今 診断を受けず、母親の早期療育で自閉症が治った村上由美と村上真雄は現在も
当事者活動を盛んに行う。
「カナー型」の行動様式を持ちながら「翻訳家」として活動。未診断と判明しても
診断済みと書かれているニキリンコの多くの書籍は今も売られ続けている。
こうやって、直近20年間を振り返っても、何の検証も、何の反省も、何の事実も解明されていない。
自閉症児、自閉症者が置かれた環境は、何一つ変わらず、
むしろ自称発達障害が自閉症のこころや感覚を語る分、悪くなっているのだ。
【自閉症テレビ23】支援級全員ASD
人を殺す体験がして見たかった 愛知 豊川 [自閉症者による事件]
2000年5月1日 愛知県豊川の高校3年生が近くのおばさん(65)を殺害した。
犯人は直ぐ捕まって「人を殺す体験がして見たかった」と言ったと大騒ぎになった。
私はこれも「想像力の障害」がある仲間だなと、ピンと来た。『「想像(推理)」した』
その2日後の5月3日には西鉄バスジャック事件が起きたが、こちらは模倣の匂い芬々で
全く興味は湧かなかった。
何故なら、
「土師淳」君が命を落とした事で、自閉症、アスペルガー症候群に耳目が集まり、
その実態が広く知られ、研究理解が日本でも進歩する事を願っていたからだ。
2024年2月14日追記:酒鬼薔薇聖斗について、母親の様子に我が母親を見出した事で、
私と同じアスペルガーだと理解していたが、実はかれはサイコパスであった様だ。不勉強の至り。
ところが事態は、
自閉症と言うモノがある。
「三つ組」と言う障害をすべて備え「正常な人(NOT自閉症)」とは全く違う。
この子供たちは、今まで障害児として一緒くたにしたアプローチでは無意味である。
「障害の三つ組」を全て持っているから、特別な別の支援が必要である。
と言う事の理解が深まるのでは無く、
知恵遅れも発達障害、勉強が出来ないのは発達障害、ADHDも発達障害、
クラスの6人にひとりは発達障害だとする「創価学会発文科省型発達障害」が出来上がった。
これを利用して、特殊学級、盲学校、情緒学級など、気に入らない言葉は全部言葉狩り、
一気に特別支援校、特別支援級になって、呼び方を変え、印刷物のそう取っ替え。
印刷会社と看板屋だけが公費で儲かっただけだ。
結局当事者の自閉症、アスペルガー症候群ASDは、今まで以上に埋没する事になり、
さらに、偽物のアスペを仕立て上げ、アスペ例としたおかげで、偽の症例、
つまり、「正常な人」が「自閉症のふり」をした人こそが「本物のアスペ」と言われ判断され、
必死に毎日の学生生活を取り繕っている子供たちは、「アスペ」じゃ無い。と排除され、
当事者も「NHKに出て来るアスペとは、俺は全く違う」と、さらに混乱の世界を生きる。
こうして、特別支援教育が出来たおかげで、ますますアスペルガー症候群の子供たちが、
無事に育つ環境を手に入れる事が出来なくなり、同じ様な女子高生が出てくる時代になったのだ。
妻に「俺は酒鬼薔薇聖斗なんだよ」と言うと
「そんな事言うんじゃ無いよ」と声を潜めたが、やはりその様子は尋常じゃ無かったのだろう。
妻は直ぐに書物を漁り始め「ちびっこ教授」の話を探り当てた。
(ここではかえる博士と間違っている)
「ほら、そっくりだよ。知ってた?」
「知ってるよ。だから言っただろう。俺は自閉症だって」
私と妻は、その後平穏な暮らしを手に入れる事が出来たが、
同じ自閉症スペクトラム上に存在していながら、
無事に暮らすアスペルガー症候群が居て、
私達夫婦が居て、
どこが違うのかを、20年間常に考え、お互いの考えを突き合わせ続けて居た。
図らずも、平穏な暮らしを手にした今、ようやく分かってきた事は、
「やっぱり親が違うんだよ」と言う事だ。
簡単に言うと、私の母親は人格障害と思われ、私は理不尽な心理的な虐めにあっていた。
「酒鬼薔薇聖斗」にならなかったのは、父の存在か、それともホルモン量のせいか。
妻の父親は、境界性人格障害で、外面は良く愛想もいい。
しかしその関係が深くなればなる程、親しくなればなる程侮れない敵になり、
隣近所、家の周りを囲む14軒はみんな敵で、毎日その敵とのやり取りに神経を使う。
そして私はと言うと最終的には、妻の実家の財産目当てに娘をたぶらかしたとされていた。
ただでさえ「社会的相互交渉 の障害」があり、
「コミュニケーション に障害」があるので
夫婦共に、子供の頃からどんなリアクションを取れば良いのか、全く正解が無く、
さらに親から正解と言われた行動も、翌日には親に否定されるというめまぐるしさ。
その家庭内の混沌を抱えたまま、学校でさらに混沌に放り込まれる生活。
彼らが徐々に壊れていくのを容易に想像出来る。
(私達の想像は、彼らの「つらく悲しい」では全く無く、ただただ起きたであろう、親の言い分
叱り方、日替わりの対処法、親の口から出任せ、であって、感情的な事柄は含まない)
さらに、特徴的なのが、自閉症と思える彼らが「怒り、矛盾」をぶつける対象が
「正常な人(NOT自閉症)」には全く理解出来ない事だ。
これは、「マインドブラインドネス」自分の内面にあるモノが自分では見えない、分からないと
言う事にある。
私も、母親は昔から嫌いではあったが、すべての根源を為している事を妻に教えられた。
虐められていた事すら気付いて居なかったのだ。
妻も同様だ。
「酒鬼薔薇聖斗」も本当の、自分の内面に存在している気持ち、
本当に殺したい相手を見つける事が出来ずに、女の子と男の子を殺してしまった。
この高校生も、「人を殺す体験がしてみたかった」と言ったとしても、便宜上適当な言葉を
探したらそうなっただけで、本当の自分の内面を知る事が出来ていたらこうはならない。
「若い未来のある人をやってはいけないと思った」と言うのも、感想文を書くために
無理矢理絞り出して当てはめた言葉で、いつも耳にして頭に焼き付いている言葉を
口から出しただけでは無いだろうか。
この高校生の取材時、象徴的な場面がテレビに映し出された。
取材陣を玄関口に立たせたまま、元校長だか教師だかの祖父が玄関の外に向かって
孫の育て方、生活態度、教育方針等延々3時間話し続けていたそうだ。
テレビ画面には、夕暮れの中玄関の外に記者がふたり、耳を傾け立ち尽くしている映像だった。
私は、自分の母親の代わりに人を殺す事は無かった。
その代わり、小学5年生の夏の夕暮れ、真っ暗な豪雨の中、本当に死のうと思った。
それが目的を果たさなかったのは、今まで一度も家へ帰ろうと言った事の無い、
2匹の犬が、どうにも言う事を聞かず、無理矢理2匹の犬に引きずられて家へ帰ったのだ。
家へ帰ったとき母親は「ずいぶん息が長かったね」と洗い物をしながら言ったが、
私は何も答えなかったし、答えたくも無かった。
私は目的を果たせなかったが、福井の少年は目的を果たした。
この違いも紙一重だと考えている。
本当に幸せな生活を得た今、毎日、毎朝「ああ幸せだなぁ」と思うし口にも出すが、
今でも毎日「死にたい」まま生きている。
「この世の天国」の様な所で、なんとか目先の生活の心配をせずに暮らしているのに、
毎日死にたい。
出来れば、この暖かい布団の中で明日目を覚まさなければもっと良いのに。
2024年2月14日追記:崎濱先生が、私の心情をこの記事を書く遙か前に、見抜いていた。
自閉症ASDアスペルガーの本質を見抜く医者がいる事を知ると、ホッとする。
残念ながら、どんな教育の専門家が立派な事を言っても、成功例としてNHKで放映しても、
現実には、一度壊れた子供は、
一度壊れた自閉症の子供は元に戻らないのだ。
だから、脳天気な教育関係者や、商売で自閉症者を食い物にする創価学会、療育屋を
嫌悪するし、許せないのだ。
どうせ壊すんだから、余計な教育療育を施さないでくれ。
【自閉症テレビ14】感覚過敏ADHD想像力の障害
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