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誤解を生み出す書籍 [自閉症資料2]

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私が参考にしている書物の中には非常に古い記述が原典の書籍もある。事実を忠実に、それも長い
年月を掛け冷静に観察記述したモノは古くならない。






その代表がアヴェロンの野生児だ。自閉症の事を知れば知る程、この記述が如何に貴重か改めて感じる
味のある書籍だ。このリンク先はカナー型の子供を持つ親御さんには必ず読んで貰いたい。






しかし、その貴重な書物と同列に扱われ、現在も出版?存在する異業の書物もある。
それは、この書籍と同シリーズに収められた「狼に育てられた子」カマラとアマラの話だ。






これは、ずいぶん前から作り話であった事が分かり、その後も、作者が執拗に証拠作りをして
正当性を訴えた事で知られている。イギリスでは大騒動になり、大スキャンダルとなったのだが、
日本での初版は、確かその嘘がばれたずっと後。もうイギリスでは誰も見向きもしなくなってからだ。






昔、小学校の教科書にも題材として載せられた事もあり、日本中の人が狼少女の事を知っているが、
この話が作り話で、ヤラセ写真だった事までどの位の人が知っているか分からない。






さらに、この書籍を出版した福村書店が、何の但し書きも無しに現在もこの本をホームページに
載せているのだから、出版社自身もこの本がガセネタであったと言う事を知らないのかも知れない。






それとも、知っていて、自らの行為を恥じて他山の石とする為に敢えて出版し続けているのか。






だったら、虚偽の記述、虚偽の書籍である事を明記した方が、誤解を生まないと思う。
まあ、学問の世界にも、虚偽性人格障害が居るって事だな。






体裁を整えさえすれば、どんな嘘でも作れると言う事だ。商売目当てでやっているヤツも居るから、
尚更タチが悪い。



【自閉症テレビ28】ファンタジーと自閉症1


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