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一日働いている自閉症とADHDとの違い [自閉症資料2]

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私の妻は受動型の知能の高い自閉症。さらに一日中よく働く。身体を動かすのが全く苦にならない様だ。




昔々、未だ私たちが自閉症の診断も受けていない30年前。どうも自分は他の人と違う様だと気付き
調べたのがADHD。その後、自閉症の診断も受けながら、ADHDとの違いをずっと考え続けて居た。




ADHDはアメリカで早くから注目されていたし、ハイパーと言われ「あいつはハイパーだ」とある意味
一目置かれる様な存在だ。ADHDと自閉症は全く別モノ。日本みたいに一緒くたにはなっていない。





実際、本物のADHDハイパーを見ると本当にハイパー。良く動きよく働き、失敗も多くお騒がせだが
実行力もある。デメリットも多いが、実社会ではハイパーが経済的勝者である場合が非常に多い。





ADHDの衝動性は、私が一番分かり易い例としては「手配犯が人命救助」のケース。ケースワーカーと
定期的に面談しなければいけないのにすっぽかしていた若者。火事に遭遇、とっさに飛び込み子供を救出。
一躍ヒーローになったが、そのまま警察に捕まった。





どんなに約束してもつい忘れてすっぽかし。しかし、火事の現場では放っておけない。
まさしくADHDの面目躍如。





しかし、妻の行動を観察するとADHDとは内容が違う。





朝起きてコーヒーを入れる。新聞を取りに行く。身体が温まったら着替える。ベッドを整える。
ベッドのゴミをコロコロで取る。ベッドメイクで出た枕カバーやその他着るモノを洗濯機に入れる。
二階4部屋すべて掃除機を掛ける。階段にも掃除機を掛ける。洗濯物を干す。一階に掃除機を掛ける。
朝昼兼用のメシの仕掛け準備をする。少し一服。メシを食う。昼寝。
食器を洗う。洗濯物を取り込む。洗濯物にアイロンを掛ける。洗濯物をしまう。

これがベースで必ず絶対行う事。

それに庭掃除だの花の手入れだのが入るから休む暇が無い。





確かに、途中で私がお茶を頼むと動かしている手を止めてお茶を入れる。そこまではADHDっぽいが、
すぐ自分がしていた事を思い出して、もう一度その行動に戻る。





動いていない時はネットを見ているか、本を読んでいるか、寝ているか。





朝7時から夜9時まで動き続けている。そんなにやらなくてイイじゃ無いと言っても「気になるから」の
一言で済まされる。





受動型と分類されるのは、人とのコミュニケーションの形式について述べた呼び名。日常生活が受動
なのでは無い。非常にシステマティック。(但しこれは子供の分類ね)





目先の「こうしたい」と言う内なる欲求に対しては非常に忠実、敏感である。「枕カバー変えたい」と
思うが否や変えていると言う早業。





今日変えても雨で洗濯物が乾かないから、晴れた日に変えようかな。なーんて選択肢は無い。
全て、内なるトリガーに忠実に行動しているだけで、一日ヘトヘトになっている。





ADHDが外部の刺激、事柄に影響を受けて、エネルギッシュに行動するのとはかなり違う。
(ショートスリーパーも居るしね)




今のところ上手く説明出来ないが、その内良い説明の糸口がつかめるかもねー。



【自閉症テレビ14】感覚過敏ADHD想像力の障害


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