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ハレとケ [サンプル生育歴]

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まあとにかくウルサい母だったが、前にも書いた様に、長女には細心の注意を払い対応していた
みたいだったが、素の人格と言うモノはどこかで露わになる訳で、しわ寄せはすべて私に向いていた。






次女はネグレクトで居ないも同然。おまけ同然だが、殊更「お母さん、お母さん」と母の心配をする。
今でも続いているだろうな。






家族の中の心配事はすべて次女に相談だ。「カーコには余計な心配させたく無いから言うんじゃ無い」
と母は言い、結局次女はその話を私に話す事でガス抜きをする。






父が若く48才にして痴呆の兆候が見られたとき(今で言う家族性アルツハイマー、当時はアルツ
ハイマーと言う言葉すら無かった)私一人おかしい変だと訴えたが、母も、次女も一笑に付した。
しかしそのくせ「カーコには余計な事言うんじゃ無い」となった。






それが現実のモノとなった頃、次女は一人悶々と悩み、母に問いかけたが、「そんな事は無い。元々
変わった人だったし昔からそうだった」と一瞥だにされない。ところが嫁に出ていた長女を気遣い
「カーコには余計な事言うんじゃ無いよ」






母は「あんたは跡取りだから」も口癖だった。






「あんたは跡取りなんだからちゃんとしなさいちゃんと
「あんたは跡取りなんだから、石炭出しもちゃんとしなさい」
「あんだは跡取りなんだから、犬散歩行ってきなさい」
「あんたは跡取りなんだから松飾りサッサと付けなさい」
「あとはホラ、鏡餅飾って






ただのサラリーマン家庭で跡取るもんなんか無いじゃ無いか。何気取ってるんだ。 






この人は(母)晴れと褻(ケ)がハッキリしている人で、長女は晴れ、あとは






東大を出た従兄弟の結婚式。水道橋の学士会館に招待された。
選ばれたのは他家に嫁いだ長女夫妻とその娘、つまり孫、そして母。






もちろん跡取りの私も当然呼び出された






「トール、会社を休んで来てちょうだい。お父さん(この時もうボケてた)の世話はミヨコさんが
やってくれればいいから
パパさん結婚式に出てお酒が飲めないんじゃ気の毒だから車の運転させられないでしょ。」






その頃はまだ壊れる前だし、家族のマインドコントロールが解ける前だから、言われるままに夫婦とも
別々の会社に休暇願を出し、休暇をなんとか取って40km離れた実家に駆けつけた。






それから、今度は水道橋の学士会館まで往復120km、そして帰宅に40km。全行程200km






たしか、会社も休みがちでもう有給も無いから、休めば給料を減らされる。そして翌日は、疲れて頭が
痛くて結局欠勤






他家へ嫁いだ長女は我家を代表して学士会館のパーティへ、オレは皆さんの運転手だ。
跡取りだからね。オレは「跡取りの総領息子」だからね






まあ、こんなもんだ。こんな事もあった。






「トール、お母さん北海道へ一週間程用事があるから、あんた家へ来て犬の世話して
さすがにこの頃は、段々マインドコントロールが解けてきてた頃だから、
「カーコーちゃんすぐ近くなんだから頼んでみれば」
「カーコはお店があってそれどころじゃ無いでしょ!」
「オレもちょっと無理だなー。ペットホテルにでも頼めばいいんじゃ無い」
「ペットホテル!お金掛かるじゃ無い!」
「・・・」






言い忘れたがこの人は本当に吝嗇な人なんだ。自分が金を払うのが嫌なだけで、私が休んでその分
給料が減るのなんか全く頭に無い。大体もう30過ぎれば組織の中でそこそこの仕事もしているのだ。






一人人格障害が居れば、家族は本当に大変だ。






人格障害と言っても全てが事件を起こすわけじゃ無い。だた、一筋縄じゃ行かない人で、
トラブルの元となる人間性を持っているから、親に持つのも不幸だし、子供に持つのも不幸だし、
兄弟姉妹に持つのも大変だ。






書く事、エピソード枚挙にいとま無いが、あまり書くと夜うなされるのでこんなもんで。

私はこんな環境で育ち小学5年で自殺を試みたが果たせず、鬱を持ち続けそして壊れた。



【自閉症テレビ4】車輪を回す自閉症1


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