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大クレーム [自閉症資料4]

2022年5月27日更新

「チガーーウ!昨日じゃナーーーイ」

ひよこが羽ばたく様に両腕を振りながら妻が「チガーウ!」とわめいている。

R021.jpg

「ナニ」
「チガーウ、昨日じゃナーイ」
「ナニ」
「ひよこ(妻)が気がついたの昨日じゃナーイ」
「?ブログ?」 「そーー、昨日じゃナーーイ」






「えー、だって何処にも書いてないって言ってたじゃん」
「そんな事ナーーイ、だってフリスのこの文章が出発点だったんだもん






話を要約するとこういう事だ。






私が、何かについて色々分析して仮説を妻に話していたとき、突然妻が、私達の思考がサラサラ
結びつきが弱いと言い出した。






ちょうど私が話していた仮説と合致し、以来「サラサラ」の話は、色々なケースを例に齟齬が無いか、
他の見方が出来ないか、さんざん話した。






突然脳内で理論が構成され、統合の無さと「サラサラ」の話を妻が話し出した時、






「ねえ、それって誰か言ってたっけ」
「誰かって?」
「専門の医学者とか、フリスとかウイングとか」
「言ってないよ、ひよこ(妻)だよ
「ふーん」






そんな風に、実例を元に仮説を立てる妻と私で、話の出所を何度となく確認した。






確認はしたが、そこはそれ。私も自閉症。妻も自閉症。






私が言う「それ」は、統合の弱さ、強さ、に関する一連の理論の話で、
妻が私から聞かれた「それ」は「今話している実例を元にして分析した話」なのだ。






だから、妻はいつも私の問いかけに対して否定するし、私はフリスもウイングも言ってない話なのか、
早合点していた。






このブログのタイトルバックの絵を妻が描いているときに私が妻にした何気ない質問。
なぜ色分解が得意なのか。なぜいとも簡単に配色を見分け調色出来るのかと訊ねたのを、妻はそれ以来
ずーーーーーっと考え続けていた。2002年だから20年位?






そのずーーーーっと考えていた事と、フリスの全体統合の部分がものの見事に合致。今度は、それを
起点にずーーーーーーーっと考えていたら、ある日、私が口走った何かをを聞いて、「サラサラ」の
考え方が突然見えたと言う事らしい。






私は私で、全く別の切り口で、ずーーーーーっと考えていたら、「サラサラ」を聞いて合点が行き、
それからずーーーーーっと考えていた。






それで、ブログを書く前に妻に少し話しをしたら、妻が2階からフリスの本を持って来て、
「ほら、ここ、ここ読んでみて」って言うから、てっきり昨日(先日)初めて繋がったのかと思って
しまったのだ。






まったく。    ああ、オレは自閉症だ

追記:65才を過ぎた今、あらゆる誤解をまき散らす原因は、「それ」にあった。
何気なく使う「それ」は、文章の主語となる。コミュニケーションの際、最も重要なのが主語。
その主語を明確に、確実に確認しない時、間違い無く問題が発生する。
どうも私達自閉症は、主語をおざなりにしてしまう様だ。(まあ自閉症だけじゃないか)






ちなみに、ここで私達が言うずーーーーっとと言うのは、数年或いは十年単位の話で、自称自閉症の
人達とどうも時間のスパンが違うんだよね。商売じゃ無い自称の人は、みんなすぐ飽きちゃうんだ。
まあ自閉症じゃないからね。(自閉症を商売のネタにしてる人は別です)




【自閉症テレビ18】自閉症と自閉症の会話

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