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「サラサラ」と「積み木模様」と中枢性の統合理論 [自閉症資料4]

ウタ・フリスが本の中で解説した埋没図形の課題や積み木模様の課題は、私も自閉症の診断を
受ける過程でテストを受けた。

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本当にアホらしいぐらい簡単で、開始と言われる前から分かった。一応少しは時間を掛けなければ、
悪い様な気がして、落ち着いて時間を掛けて答えた。






あの問題を解けない人が居るのだろうか。その方が信じられないが、実際「正常な人」は苦労する
らしい。






つまり「正常な人」は常に脳内で「概念化プログラム」が働き、関連付けする力が強く概念化。
概念化、モノを強烈に結びつける力「全体的統合力」が強すぎて、積み木模様が見えないという事。






逆に言えば「正常な人」は全体的統合力があってこそ「正常な人」であると言える。






ところが、その統合力を誇る「正常な人」であっても、脳内プログラムが一部バグが発生すると、
全体的統合力にほころびが出る。






「正常な人」で統合力にほころびが出た人、それが「統合失調症」である。






「元正常な人」である「統合失調症の患者」は、「こころ」を持っているし、社会に居る事社会参加を
求めている。だから、「自閉症」よりも、ナイーブで援助が必要だ。






ところが、その「こころ」自分が思い描く自分の姿が邪魔をして、病識、自分が病気であると言う事を
認めたがらないと言う特徴がある。






さらに、精神科へ診察へ向かっても、「統合失調症」と「自閉症・ASD・アスペルガー症候群」との
区別さえ付かない精神科医もいる。幸い2018年に国立精神・神経医療研究センターが、かかりつけ医に
対して合併があり得ない事を研修するなど地道な活動で少しはマシになっているかもしれない。






「統合失調症の患者」と自閉症の一番の違いは、自閉症と異なり「想像力」がある事。「想像力」の
力でアスペルガーになりたければ、アスペルガーになれる。






統合失調症の人は元々正常な人。ガラスのコップは正常だとガラスのコップ。そのガラスのコップに
ヒビが入ると、統合が少し壊れた状態。この状態なら投薬管理でヒビを修復できる。それを放置し
ヒビが大きくなるとついにガラスのコップは割れてしまう。統合失調症の人は元々あった統合が
「ばらばら」になった状態。






一方、自閉症は元々「バラバラ」「サラサラ」「パラパラ」あちこちにあるモノを無理矢理集めて
「見かけ上の概念」を知能で作りあげ、使っている状態。






一見「ばらばら」と「バラバラ」で、ちょっと見には似て見えるので、不勉強な精神科医などが、
間違う要素となる。






しかし、自閉症は「三つ組の障害」が揃ってある事が条件だ。それらがモノの見事にあらわになって
しまう診断テストもある。






自閉症の「三つ組の障害」は幼い頃から一貫して見られ続ける障害であり、統合失調症は一旦成熟後、
障害が現れ始めるのである。だから、昔は子供は統合失調症にならないと言われていたが、草間彌生が
4才の頃から自覚症状があった様に、子供の統合失調症の存在も知っている人は知っている。






診断は、精神科医と言うだけでは無く、精神科医の中でも専門医の診断を受ける事がガンなどの病気と
同じ様に重要なのである。






まさか、教師が「自閉症の一種かも」と言ったからなんて事は無いよな。



【自閉症テレビ15】統合失調症と自閉症の謎1


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