ひきこもりの病理 [ひきこもり問題]
どうしても日本中に発達障害の人間を増やしたい人たちが居て、そのガセネタは尽きる事が無い。
発達障害か発達障害グレーゾーンかも、と思う人を当事者会に引き込む。宗教団体をバックボーンに
持つ人が本当に熱心に激しく活動している。
ひきこもりもその一つで、ひきこもり=発達障害となれば、今度はその両親がターゲット。
そんな状態のまま誰もひきこもりの病理について研究して来なかった。親の会に参加する親を
集める事にだけ専念してきた結果、8050問題として現れた。
では、まことしやかに噂されている、ひきこもり=発達障害は事実なのだろうか。
先ず発達障害の定義を言うと、日本の発達障害は医学的に言う発達障害とは違う。
詳細は、こちらを見て欲しい。
そこで、このブログの主旨に沿って自閉症スペクトルに限定する。
グレタ・トゥンベリさんの母国スウェーデンで行われた大規模で精密な調査によると
知能が低いカナー型の子供を含めても、1万人に58人という調査結果が出た。
トゥンベリさんの様に知能が高いアスペルガー症候群の子供はそのうち36人。
つまり1万人に36人のアスペルガー症候群の子供がいるという事だ。
人口の比率と言うのは、何にでも当てはめられる事は理解出来るよね。
ここで、ひきこもりの子供(成人)の割合を考えると、
引きこもり1万人いたとすると、正常な人が9964人、自閉症スペクトルの人が36人ぐらいの
割合で存在しているという事なんだ。
だから、自称発達障害でひきこもりで熱心にネットに書き込んでいる人が、ネット上には溢れるほど
存在しているけど、本当に自閉症スペクトルの人は、その内の36/10000なんだね。
これが、きちんとした調査と統計と科学が示す数字なんだ。
では、ひきこもりの人に悩みは無いか?そんな事は無い。
マインドブラインドネスである自閉症に比べ、
正常な人であり心を持つ人であるからこそもっと悩みが深く苦しんで、
さらに病気になってしまっている人が多いんだ。
彼らは、自称「発達障害」と言う所に逃げ込もうともがいているが、その苦しみから逃げ出す手伝いが
出来るのは、身近な人しか居ないんだな。
8050問題も、80の人が50の人を苦しみの中から救い出せなかった結果なんだ。
では彼らにどんな病理が立ちふさがっているのか。一番大きな問題なのが、正常な人がなる病気。
DSM-5で言うと
Ⅱ.Schizophrenia Spectrum and Other Psychotic Disorders
統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群 なんだ。
本当に誰も知らないし、誰も言わないが、正常な人が罹る病気で、色々な病態があり、さらに
自分が侵されているという病識が無い病気なんだ。
知らないでしょう。 統合失調症スペクトラム障害
そして聞いたことも無いでしょう。認識としてはそうだと思う。マスコミも忖度してタブー視してるからね。
身近にひきこもりの人が居るなら、熊沢英一郎君の様な悲劇を繰り返したく無いなら、
もう一度よく考え良く勉強して貰いたい。
【自閉症テレビ15】統合失調症と自閉症の謎1
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