自閉者として生きる NHK制作海老沢眞 [ニキリンコ知ってる?]
ありのままを見てオウムを見抜いた江川紹子。
ありのままを見て佐村河内を見抜いた記者。
ヘタな解釈せずに、周辺の取材、幼児期の証言、教師の印象、撮影前の様子、
綿密な打合せの経緯、撮影後の態度、作りあげた設定で撮影するのでは無く、
その隠れたカメラが回っていない部分、
それこそ、海老沢眞氏が日本自閉症協会の会報いとしごに寄稿した様に
ありのままを写し出せば優れたドキュメンタリーが出来るはずなのですが、
どうも理屈通りそれが出来る事の方が稀なようです。
日本自閉症協会関係者の絶賛を浴びた番組があります。
2000年10月10日 ETV午後7時30分放映 にんげんゆうゆう自閉者として生きる。
しかし、いとしごの反響を見てみるとありのままを映し出したとする海老沢氏とは対照的に、
ホンモノに触れている一部の親は、何かを感じたようです。
日本自閉症協会 会報 いとしご
もちろんこの番組の主人公ニキリンコは診断済み当事者として紹介されましたが
現実には診断を受けていません。
奇妙な事にNHKアーカイブスでニキリンコの事を検索しても検索出来ません。
「自閉に生きる」でも検索出来ません。何故か「にんげんゆうゆう」か「自分を責めないで」まで
情報をさかのぼりピンポイントで指定しなければ検索出来ない番組です。
不思議と今から40年以上前の「太鼓と少年」は検索する事が出来ます。
話が少し逸れましたが、
NHKにニキリンコの疑義について、問い合わせても専門家が言ったとの回答しか得られません。
その専門家とは医者なのか。診断済みとあるが本当に医者の診断を得ているのか。
仮に診断を下したならドコの病院の医者なのか。
NHKは私の問いかけには一切回答しません。
今振り返れば回答しないのは正解でした。何故なら医師の診断など受けていないからです。
では何故NHKはニキリンコが診断済み当事者であると放映し、さらにその後
泉流星と名前を変えたニキリンコをまた診断済み当事者と放映し続けたのでしょうか。
2021年になった今も、NHKはその事実を認めず訂正すら行われません。
ニキリンコが診断を受けておらず、しかし診断済みとプロデューサーに偽り、
さらに仮名を変え別の症状を示し再度診断済みとプロデューサーを偽った事実。
これを素材として、当時一体誰が何の目的でこんな番組を作ったのかを
リポート出来れば、世界を驚かす番組になるのは間違いありません。
さらに今からリンコさんの保育園の保母、教師、親、
大学の担当教授などの周辺取材を追加すれば、学術的意味も非常に深くなり、
精神医学の該当分野では世界基準とされる番組になる可能性もあります。
それ程ジャーナリズムとしても、医学的情報番組としても、世界的に類を見ない素材、
宝の山を前にしてNHKや関わった専門家が何もしないのが本当に不思議です。
ニキリンコはペテン師だったのでしょうか。
つづく
素晴らしい米国発のドキュメンタリー
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