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親からの手紙 再録4 [親からの手紙]

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 ですから、私や周囲の人間がそうだったように、
保護者や教師が、
ニキさんの本やティーチ関連の本を妄信的に信じて
そばにいる当事者を無視して、安易にあてはめること
危険を感じています








 ニキさんの本は、自閉症のバイブルだ。」
「このティーチの本はいいよ。」
などと話題になったのは事実ですし、








「お子さんとは違うかもしれないけど」
「お子さんには合わないかもしれないけど」
警告することなく








これらの本を薦めた
保護者や医療・療育・学校関係者は多かった
ですから・・・。








例え警告したとしても、
保護者が社交辞令的に受け止めたり、
その違いがどういうものかわかっていなければ
警告していないと同じなんですよね。








親は必死ですから、そのような情報があれば
躊躇無くとびついてしまうんです。








また、飛びつかないことが「こどもを大切に思っていない」
というプレッシャーになって、
仕方なく実践するという方もおられました








私の場合は、乗り気になって頑張っていましたが。
当時を思い出すだけで後悔の思いがこみ上げてきます








 A君タイプの子を持つ親は、
こどものことがわからないから
わからないままに、一般的に良いとされることをしようとして、
結局はこどもを追い詰めるという失敗をしがちです。








本当はわが子をよく観察して
何かしら芽生えたところを育てるときに、
支援を用意してあげればいいのですが、









実際は、観察の仕方(視点)がなかなかわからない
芽生えなんて見落としてしまう
時間ばかりが無駄に経過しているようで焦ってしまうなどなど、
簡単なことではありません








この観察も、「うちの子はこうだ」と思う根拠
本や講演会からということが多く、
保護者はわが子を観察しているつもりでも、
実は色眼鏡を通してみているということに
気づけていないことが多いです。







私もそうでした








だから、
こどもを観察するところを、本や講演などに頼り
「自閉症だから」という
色眼鏡をかけた状態から支援がスタートしてしまい、
そこから先を必死で頑張ってきました。







例えば
「自閉症だから、見せたらいい」視覚的なものを提示
「見せても意図がずれる」ということ
気づけていませんでした。




つづく

【自閉症テレビ25】自閉症サンプル

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