グレーゾーンの分類 [自閉症グレー理論]
「生きづらい私は発達障害グレーゾーンでした」
この中のうそを見抜ける人もやはりマスタークラス。
ではドコに嘘が潜んでいるのでしょう。
先ず「発達障害グレーゾーン」とはどの様な障害、どの様な状態でしょうか。
発達障害の該当者が一番多くなるDSM5の分類で考えてみましょう。
1.チック症、トゥレット症
チックは、症状が出る、或いは出たか、出ないか。で判断する事は分かるでしょう。
チックが出る様な出ない様なグレーゾーンである。と言うのは考えにくい事です。
2.吃音(コミュニケーション障害)
吃音も、あるか無いかの判断ですから、グレーゾーンはありません。
ここでコミュニケーション障害と出て来ますが、吃音の様にコミュニケーションツールとしての
言語に於いて障害がある事を示す障害ですから、ほとんどの人が
「コミュニケーション能力に問題がある」事と、医学上の
「コミュニケーション障害」の意味を間違って使っている事も良く分かります。
3.限局性学習症/限局性学習障害(SLD)
これも、知能に比べ病的に字が読めない。字が書けない。足し算引き算が出来ない。と
病的に出来ない事を表しますから、グレーゾーンとは言わないでしょう。
4.注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害
これは、幼児の場合には皆活動的ですが、成長に伴い徐々に活動は収まってきます。
小学4年生、第一次反抗期の頃この障害が目立ってきます。
どのクラスにも、「落ち着きの無い子。騒々しい子」が2~3人は居たでしょう。
そうです。彼らこそがそのADHDです。ハイパーとも言います。
成績表には毎回「落ち着きなありません」と書かれ、中学高校とそのまま成長し、
必ず何かしらの武勇伝を残しているでしょう。
このくらい分かり易いので、これもグレーゾーンとはなりにくい。
5.自閉症、自閉症スペクトル
では、このブログで扱う自閉症はどうでしょう。詳細は後日書きますが、一番分かり易い
判定法は、18ヶ月の幼児は、他の動物と同じでカガミで自分の姿を見ても自分だと分かりません。
ところが、22ヶ月を過ぎた子供は、カガミに写る姿を自分だと認知出来るのです。
この時期に、「マインド」「自我」を獲得すると考えられ、医学判定に使われます。
この18ヶ月以前の「マインド」を持てない人間の事を自閉症と言います。
だから、「マインド」の点では私たち夫婦も知能が高くても動物と同じレベルにあるのです。
さらに、自閉症は「生きづらさ」と言う概念を理解出来ませんから、生きづらいという人達は
自閉症やそのグレーゾーンでは無い事が分かります。
6.知的能力障害群
残るは、知能障害の人達です。この人達の何がグレーゾーンになるかと言うと、愛の手帳を
貰えるか貰えないかの判定が「グレーゾーン」と言われる状態になります。
その基準は、複合的なモノで簡単に判別できませんが、知能指数が75以下であるようです。
確かに、知能指数78で愛の手帳が貰えない人は居るでしょう。
さらに、一般企業に入社するのも難しそうです。アルバイトにしても、嫌な思いをするかも
しれません。確かに考える迄も無く「生きづらい」のでしょう。
私は、「発達障害グレーゾーンで生きづらい」の嘘を検証しましたが、こうやって具体的に見ると
その表現の仕方は、ほとんどが嘘、間違った使い方、敢えて誤解を呼ぼうとする書き方ですが、
現在病院へ行き、検査を受け経過観察の途中で「強いて言えばグレーゾーン」の人を除けば、
「発達障害グレーゾーンで生きづらい」人が間違い無く存在する事が分かりました。
「発達障害グレーゾーン」とは愛の手帳を貰えるかどうかの
瀬戸際に居る知能障害の人達の事だったのです。
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