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農業の育成実験と療育の違い [障害者を取り巻く環境]

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最近、私の愛読書は農文協の現代農業だ。農業はすべての科学の集大成とも言える分野で、学位を
持たなくても、実際により収穫を、より味を良くした者勝ちだ。






その誇れる果実を受け取るには、たゆまぬ研究と実験、さらにそこに経営と言う要素まで絡んでくる
奥の深い事業だ。作物の事だけを考えるなら、同じ苗を違う条件環境で育て、最も適切な生育環境を
導き出せば良いのだ。






それに比べると、教育で食っている学者や、療育商売に励んでいる連中は本当に楽天家だ。






なんたって同じ子供は絶対二人といない。だから、療育を施して良くなりましたと宣伝に使えるし、
療育を施していないから全然進歩していません、とも宣伝できる。






療育を施さなかったから伸び伸びのんびり育ったと証明出来ないし、もしあの時療育を施して
おいたら、今頃普通に学校に通えた、とも証明出来ない。療育が子供に対してどんな結果をもたらすか
は誰にも分からないのだ。






親としては、それは分かってる。分かってるけど不安だからやっぱり療育に賭けてみる。って所かな。






自閉症では無い知恵遅れの子に療育という刺激を与え続け、一時的にストレスを感じても、彼らには
忘れる能力がある。忘れるって言うのは、人間にとって最も重要な能力なんだ。痛みだって忘れるから
痛くなくなる。






しかし、自閉症児は忘れる能力を持たない障害なんだな。療育による刺激が、良く作用すれば結構
だが、万が一悪く作用したらどうなるか。リペンタントママの所のカナー君の様になってしまう。






それこそが賭け、ギャンブルだ。






では、全く療育を施さなかったらどうなるか。2000年より前は療育なんてなかったし(注:雨後の筍
の様に大量発生した療育商売)19世紀のアヴェロンの野生児ヴィクトールの例もある。

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概略はこうだ。






19世紀1800年フランスの森の中で裸同然で暮らしている子供が捕まった。12-3才と言われている。
5年前にも目撃例があり近くの住民の話を総合すると、4-5才の時に捨てられたのでは無いかと言う。
今で言うカナー型の子供で、捕まったときは言葉もしゃべらず激しく抵抗した。






盲学校で引き取り育てる事になり、そこの管理人のゲラン夫妻に世話をされた。2度目に逃げ出した頃、
ヴィクトールが世話を受けて3-4年16-7才の頃か。その時のエピソードを読んでみて欲しい。






同じ頃、ゲラン夫人の主人が病気になり、校外で診察を受ける事になりましたが、ヴィクトールは
それを知らされませんでした。






彼は自分の手伝い仕事の一つとして、夕食時になると食卓の用意をすることになっていましたので、
ゲラン氏の分も相変わらず置き続けました。毎日その分は片付けられましたが、
翌日になると、きまって彼はまた並べるのです。






病状が悪化し、ゲラン氏は病没されました。氏が亡くなった当日も、氏の食器が食卓に置かれました。
そうしたことが、ゲラン夫人にどれほど胸が張り裂ける思いをさせたか、{私には}手にとるように
わかります。






この悲痛な場面を目撃して、ヴィクトールは、その原因が自分にあることを悟りました。






自分のおこないがまずかったと考えただけなのか、夫人の絶望の動機まで見抜いて自分のしたことが
どれほど無駄で場ちがいものかを悟ったのか、とにかく彼は自分から食器を片付け、悲しそうに
それを戸棚にしまい込み、二度と再び並べはしませんでした。






本当の自閉症の子供を知っている人なら、今カナー型の子供と一緒に生活している人が、この一文を
読んで何を感じるか






この本を読んだ事もあろう療育関係者からは、こんな一文がある、とか、こんな凄い話があるとか、
一度も見た事も聞いた事も無い。






私ならゲラン夫人の様に愛情を持って注意深く事故に遭わない様に育てる事に専念する。19世紀の
ヴィクトールでさえ、数年でこんなに成長したのだ。






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